こんにちは。ルルンです。
最近「多様性」とか「ダイバーシティ」ってよく耳にすると思うのですが
- そもそも多様性・ダイバーシティって何?
- なんで必要なの?
- 多様性を受け入れる強みって何?
- わかりやすい実体験エピソードってないの?
って、たくさん「?:はてなマーク」のオンパレードだと感じています。
私自身、経営コンサルタント10年暦というキャリアから「社外取締役」にチャレンジしていることもあり、アンテナをはっている話題であったりもします。
今回のGW帰省にて、親族が集まる場にて「多様性って大事だな」と感じた体験があったので個人的な見解とともにお伝えしていきます。
そもそも多様性とは?
多様性を英語で言うと「diversity」で、weblio辞書によると「ダイバーシティ」とは
ビジネス・経営・人事といった話題において
「雇用する人材の《多様性》を確保する」という概念や指針を指す意味で用いられる語。
「ダイバーシティ」の考え方の土台には
個人の多様性:たとえば民族・文化・価値観・ライフスタイル
などのような個性の違いを積極的に肯定・尊重し、人材として組織の中に受け入れることで、偏見や差別の意識に囚われずに、平等に均等に、雇用機会や待遇を提供する、という理念があります。
ということなんですが、個性と何が違うの?と感じられる方も多いことでしょう。
この次は「多様性と個性ってどう違うん?」ってことを、個人的な見解で解説します。
多様性と個性って何が違うワケ?
多様性と個性って一見すると似たように感じますし、同じじゃね?って思ったりもするわけです。
で、私の個人的見解としての『多様性と個性の違い』はこんな感じです。
『多様性』で問われる部分っていうのは、『変えようのない事実であり、特性に似たもの』と捉えています。
私であれば、人間であり、日本人であり、女であり…と続くわけで、ほぼ変えようのないところです。
その点『個性』は、環境や趣味嗜好で変わっていくものも含まれるものという感じ。
そもそも『多様性』が注目され始めたのは
- 『少子高齢化』『生産年齢人口の減少』で、日本の労働力って減少傾向
- 減少傾向の労働力を上げるために『女性活躍』を掲げ
- 他の先進国と比べて「日本って、先進国なのに女性が主要なポジションにいないよね」
っていうことが大きい。
で、直近で言うと日本経済を取り仕切っているような「東京証券取引所(通称:東証)」がコーポレートガバナンスコードというものを発信していて、上場企業に対して
- 女性
- 外国人
- 中途採用者
を管理職や中核人材へ登用して、多様性を確保するべきである、という発信している。
私自身『社外役員の養成講座』も受講していた見解も含めると
多様性って
- 性別
- 出身国
- キャリア
- 年齢
のことを言っているケースが多いかなという印象。
で、この多様性で取り上げられるような特性・属性の部分を受け入れてもらってこそ、一人ひとりの個性が輝き、個性に基づく素敵なアイディアが出てくるんだと感じてます。
というところで、多様性ってなんで必要なのさ?について、紐解いていきますね。
多様性ってなんで必要なの?受け入れる強みって何?
多様性に積極的じゃない企業や組織っていうのは、現在もたくさんあります。
そういったところを否定するつもりもなく、多様性がなくてもいいんじゃない?と感じる気持ちもあります。
ただ
- 売上を継続的に伸ばしたい
- いろんな人から支持されたい
- 今までになかった商品・サービスを世に出したい
と感じるのであれば、多様性があった方が良いでしょう。
日本の上場企業を取り仕切っているような『東京証券取引所(通称:東証)』(”東証”一部上場などで表現される)が、多様性って大事だよねって主張するには理由があって
『上場会社は、社内に異なる経験・技能・属性を反映した多様な視点や価値観が存在することは、会社の持続的な成長を確保する上での強みとなり得る』
と名言もされています。
女性が活躍している組織において、業績や指数が良い例はいろんなところで発表されていますね。
『多様性を受け入れる強み』を感じた実体験エピソード
多様性について、ゆるーく日常でもアンテナを張っているのですが
「多様性を受け入れる強みってこれかっ!」と感じたエピソードがありました。
それは、祖母の7回忌の法事にて。
法事って、いろんな年齢層が集まり、居住地も違えば出身地も違う。仕事も違うし、当然ながら価値観も違う。
共通の話題も、一緒に盛り上がるネタもなかなか難しいこともあります。
我が家の法事では5家族集まったのですが
- 年齢層:2歳~60代
- 居住地:新潟、神奈川
- 出身地:新潟、山梨、さいたま、愛知
- 仕事:経営者、学校の先生、公務員、介護職、AIのソフト開発、経営コンサルタント、保育士
と幅広いですね。
基本的には、食事を食べたり、飲みながら会話したりしているわけですが
小5と小2の姪っ子が、二人でNitendoスイッチをずっとしてて、まぁしゃべらない笑。
二人で「フォートナイト」というゲームにハマってて、二人で一緒にやっていて
私自身も二人と話したいし、うちの5歳娘とも遊んでほしいと思っていても、少し寂しく感じていました。
親である私の弟が
「フォートナイトは基本無料で、課金するとコスチュームが変えられる」と言った話から会話が広がり
「そのタイミングでしか購入できないコスチュームもあって、自分のオリジナルができるけどコピーはできない。NFTってやつで~」
というあたりで
公務員&投資家の夫が食いつき「へーNFTなんだ!面白いねぇ」という話になり
AIソフトの開発している義弟が「NFTってのは非代替性トークンと言って、替えられないデジタルコンテンツなんですよ」と解説してくれ
~途中、3歳の息子がYouTubeで、大好きなカンナムスタイルを踊り~
ゲームに夢中だった小5の姪が「今限定でチュン・リー買えるよ!」
公務員&投資家の夫「チュン・リー出てるなら、おじさん買ってあげるよ。チュン・リーのキックは逃げられないのがあってさ…(酔っ払い)」
小5姪「見てみて!チュン・リー買ったよ。見ててね」
~ フォートナイトで チュン・リーが 江南スタイルを踊る ~
夫も、3歳息子も大喜び! そして踊る笑。
それを見て、小5の姪も嬉しそう。
最初に「ゲームの話なんて聞かない」ってなっていたら、こんなに大盛りあがりすることはなかっただろうなって思いました。
年齢も性別も、趣味嗜好も受け入れる強みって、こうやって新しいモノを作る原動力になるんだな、と感じた実体験でした。
フォートナイトの説明をしてくれたツイッターを発見したので、ご参考までに。
多様性を受け入れた物語
意識してみると、他にも身近な例がありました。
例えば、ドラえもん。
前半で解説した図を、もう一度見てみましょう。
ドラえもん、そもそも人間じゃないですね笑。猫型ロボットです。
性別は、男というよりも猫型なので強いて言えばオス
年齢は…そもそも未来から来てますからねぇ。調べたら12歳だそうです。
こんなのが、突然机の引き出しから出てきて受け入れるって、のび太も両親もすごくないですか?
でも受け入れたから、未来のステキで役立つアイテムが使えるわけですね。
もう一つ紹介しましょう。
『桃太郎』
そもそも人間ですかね?桃から生まれてますが。
性別は男の子で、日本で生まれたので日本人かもしれませんが、やっぱり人じゃないかもしれませんよね。
もっと遡って言うと
川で流れてきた大きな桃、拾って家に持って帰りますか?
もしパートナーが持って帰ってきたらどうします?受け入れられます?
おじいさんの器が広かったんでしょうね。(まぁそうじゃないと物語が成り立ちませんが)
大きな桃を拾ってきたおばあさんを受け入れ
桃から出てきた、人間らしき男の子を受け入れ
だからこそ、村から一番厄介な「鬼」を退治できたんですよね。
終わりに
思いの外、いろんなエピソードと共にお届けしてみました。
私自身、まだまだ多様性の強みについて勉強&研究中ですが、自分だけでは出会うことのなかった新たな出会いって人生を豊かにしてくれるんだな、と感じ始めているところです。
難しく捉えず、意外にも近くに多様性の大切さ・強みを感じる場面ってあるかもしれませんよ!
アンテナを張ってみてくださいね^^
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